平成19年3月25日 第6回有明海講座を開催いたしました


 3月25日(日)に「第6回有明海講座」を佐賀市アバンセにて開催しました。県内外から有明海に関心のある一般の方、漁業者など約30名の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。
今回は、有明水産振興センターの有吉敏和専門研究員に、「タイラギ・アゲマキ資源回復の取り組み」と題してご講演いただきました。

■講師プロフィール
有吉敏和 有明水産振興センター 専門研究員
佐賀県有明水産振興センターに平成5年4月から平成9年3月まで特別研究員で従事され、主に、タイラギ、クルマエビ、シバエビの調査を行っておられました。
平成17年4月から専門研究員としてタイラギ、アゲマキ、クマサルボウなどの二枚貝やクルマエビ、ガザミなどの甲殻類の等の調査の総括をされていらっしゃいます。

■講演内容 
有明水産振興センターでのタイラギ・アゲマキ資源回復への取り組みについて、写真やグラフを用いて分かりやすくご講演いただきました。現在、有明水産振興センターでは貝類の増殖の取り組みとして、タイラギ資源回復調査、アゲマキ資源増殖調査、サルボウ等の養殖管理技術定着試験、クマサルボウ放流技術開発試験、カキ養殖試験などに取り組まれているそうです。
タイラギで問題となっている立ち枯れ斃死については、原因究明がなされていない点が多いそうですが、アゲマキについては放流技術開発が進み、生産実績も安定してきており、アゲマキの資源回復は夢物語ではないとのことでした。


 

                                                    (当日配布資料より)

H19.03.25 有明海講座 講演録