【有明海講座】
【テーマ】
地盤工学における干潟・海岸地形の諸問題への取り組み
~全国から有明海沿岸低平地域にかけての事例の紹介~
【講 師】 佐賀大学 低平地沿岸海域研究センター 日野 剛徳 准教授
【日 時】 平成23年 2月9日(水) 14:30~16:00
【会 場】 アバンセ4階 第3研修室(佐賀市天神三丁目2-11)
平成23年2月9日(水)に佐賀市アバンセにて有明海講座「地盤工学における干潟・海岸地形の諸問題への取り組み~全国から有明海沿岸低平地域にかけての事例紹介~」を日野 剛徳 准教授(佐賀大学低平地沿岸海域研究センター)を講師にお招きし開催しました。
当日は大学、企業の研究者、学生など約70名の参加がありました。
はじめに、地盤工学会では毎年、1,000を越える論文が発表されており、その中で、2010年に「干潟と海岸地形」という専門セッションができ、重要な位置を占めるようになってきているという報告がありました。
有明海には31箇所の港湾・漁港施設があり、浮泥・底泥による施設の埋没問題に苦しめられており、平成3年から、平成15年度の13年間にわたる浚渫度量の合計は約56万m2になり、浚渫に要する費用は合計12億円に及ぶということでした。
しかも、その効果は持続されず、浚渫を繰り返さなければいけない、浚渫土の処理問題など多くの課題が残っているということです。
そこで、浚渫土を道路の盛土に使用する実験を行ない、処理問題解決策にできないかと考えたそうです。
そこでも、コストや長期強度安定性への疑問など問題が浮上するが、ひとつづつ解決方法を見出しているということでした。
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