ホーム > 有明海再生機構について > 有明海再生機構の概要 > 理事長挨拶

理事長挨拶

理事⻑のあいさつ

 有明海再生機構が平成17年に設置されてから早13年が経過しました。川上理事長HP写真.jpg
 平成17年当時、有明海はどういう状況にあったかというと、諫早湾干拓事業を推進する農水省とそれを阻止しようとする漁業者との対立の構図が基本にありました。その中で、有明海ノリ不作等第3者委員会で指摘された中⻑期開門調査の実施を巡って両者の具体的な攻防が行われていましたが、当時有明海において調査研究の蓄積が少ない中で、事業者側が一方的に示す科学的知見に対して不信感も加わり漁業者側の理解が進むわけがありませんでした。そこで中立的立場で、有明海環境に関する科学的知見の蓄積を図ろうということで設立されたのが、NPO法人有明海再生機構でした。
 私は、その時に佐賀県副知事として設立にかかわっていましたが、この度、理事の皆様のご推挙により理事⻑を拝命することになりました。
 これまで、有明海再生機構では、有明海研究者が手掛けた調査研究や有明海再生機構独自で進めた調査研究の成果をもとに内部で議論を重ね、有明海の環境変化の要因や再生に向けての方向性についての取りまとめなど、一定の役割を果たしてきました。
 しかし有明海では、貧酸素水塊や赤潮の発生等の環境問題が指摘される中で、漁業者からは貝類の漁獲量の減少、底魚を中心とした魚類漁獲量の減少、ノリ養殖の色落ち等の水産問題への対応が切実な問題として要望され、その状況が続いています。
 これまで13年間の活動実績を踏まえて、求められている有明海の再生・創生に対して、具体的な展望を切り開いていく役割が期待されているということを強く感じます。
 そして、有明海再生・創生への思いを持っておられる漁業者、市⺠、NPO、行政等の関係者が有明海の未来に対して共通認識を持つとともにそれに対する責任を共有する、そのための環境整備を築くことも重要な役割かもしれません。
 それに向けて、有明海再生機構として何ができるか、理事や関係者の皆様と一緒に考え、具体的な行動につなげていけたらと考えています。

このページの上部へ