ホーム > 有明海のこと > 知りたい有明海 > 食べる

食べる

干満の差約6m。沖合6kmにわたる広大な干潟が出現する有明海は、日本でも有数の珍味の宝庫。個性的な姿、形ですが、これが食べてみるとクセになりそうな美味。その秘密は干満の差。潮の満ち引きによって、川の栄養分をたっぷり取りこんでいるからなのです。おかげで有明海底の豊かな土壌では、魚介類がよく育ちます。

有明海苔

有明海で養殖される有明海苔は質、量とも日本一。美味しさの秘密は2つあります。1つめは有明海が栄養分豊富な干潟の海であったこと。これは海に流れ込む河川が栄養分のいっぱい詰まった土砂を湾内に運び込むからです。潮の流れものり養殖を助けます。淡水と海水が潮の流れによってほどよく混ざり、奇跡的にのりの養殖に適度な塩分濃度を実現しているのです。また干満の差6mという海面の昇降により、のりは毎日天日を充分に浴び、独特の風味と甘味をつくりだしています。もう1つの理由は、この風土を最大限に活かした養殖漁家の努力。独自の集団管理方式で、ノリの養殖を徹底管理。講習会を開き、海の状態や気候などの説明を受け、それぞれの作業工程と連携プレーで高品質なノリを生産しています。

竹崎カニ

竹崎(たけざき)カニとは、ワタリガニの一種でガザミの愛称。大きいものは30cm以上もあり、オスは夏、メスは冬が美味しい時期。酢醤油につけて手づかみで食べたり、各料理店独自のタレで食べたり、味噌汁や雑炊、コロッケなど食べ方はいろいろ。でも持ち味をストレートに味わうならやっぱり塩ゆで。ほんのりした甘味がたまりません。甲羅酒もおすすめです。竹崎は温泉もあるので、風呂あがり、カニ料理というのが太良町での楽しみ方。ギフトにもおすすめです。

 

kani.jpg

竹崎カキ

日本一の干満の差を誇る有明海で、豊富なミネラル分を栄養に育まれた「竹崎カキ」。甘み、旨みが濃厚な上、焼いても身が縮みにくいのが特徴。国道207号線沿いにずらりと並ぶカキ小屋は「たらカキ焼海道」と呼ばれ、多くの観光客が訪れます。

kaki.jpg

ムツゴロウ・クチゾコ・シャコ

ムツゴロウ

名物ムツゴロウはハゼ科の魚。かば焼や刺身がおすすめです。

クチゾコ

舌ビラメの一種であるクチゾコは煮付けやバター焼がオーソドックス。

シャコ

エビよりもアッサリとした味と食感。寿司ダネとすることが最も多いです。塩ゆでにして手で剥いて食べたり、から揚げにしても美味しいです。

ariake.jpg
ムツゴロウ・クチゾコ・シャコを使った料理

エツ

小骨が多いので、骨切りにして刺身、酢ぬた、唐揚等で食べるとおいくいただけます。

etsu.jpg
エツを使った料理

コイチ

味はたんぱくですが、刺身や塩焼き、唐揚等でもおいしいです。また、高級かまぼこの原料などにもなっています。

ナヨシ

夏においしい魚で刺身、あらい、塩焼き等でいただくのがスタンダード。

タイラギ

イラギの貝柱うまみや歯ごたえがあり、刺身や塩焼き、粕漬け等何でもおいしくいただけます。

クマサルボウ

刺身やすし種としてなど、おいしくいただけます。

ハゼクチ

肉質が柔らかく味が淡泊なため、古くから病人食、離乳食として重宝されています。腹わただけを出して丸ごと煮るのが一般的です。

このページの上部へ